為替モーニング 東京市場 2008年4月24日

通貨別

予想レンジ

ドル円

102.80〜103.80 

ユーロ円

163.30〜164.70

ユ−ロドル

1.5800〜1.5920

豪ドル円

97.20〜98.50

 
下振れリスクが顕在化している中で、サブプライム問題に端を発した金詰りに対して、米欧は大手金融機関に対して潤沢な資金供給によって凌いでいるが、米財務省は再度米銀行の経営破たん件数が過去の平均的な水準を上回る可能性があると指摘しているように信用収縮不安を払拭できずに利下げサイクルが余儀無くされていたが、来週のFOMCにおいて利下げ幅0.25%を最後に追加利下げを終了する可能性が高くなっている。今までは利下げ効果によって信用収縮不安を和らげ、かつ景気浮揚を試みてはいるが、逆に過剰な資金流動性が商品市況に集結した結果、原油価格の高騰を招いている事は否定できず、それ故にインフレ懸念が高まる中で過度な追加利下げには否定的な見解が少なくない。但し、利下げ幅に関しては未だに流動的ではあり、市場は既に0.25%の利下げ幅は折りこんではいるが、一部では金融不安を払拭するには最終的な打ち止め策を講じる必要があり、0.5%の利下げも考慮しなければならないだろう。その際にはドル売りが一時的には加速するであろうが、信用不安に対する積極策として捉えれば、ドルの下げ余地は限定的と見るべきであろう。
一方、ユーロ圏でのインフレ懸念は米国よりも尚一層強く、ECBとしても金融不安が生じてはいるが、各国要人発言に見られるようにインフレ懸念優先の構え崩しておらず、利下げには応じられないのが現状である。しかしながら、インフレ抑制に貢献していたユーロ高に対する疑念が生じており、ユーロドルの上値の重さにも通じていることは否定出来ない。当面は1.59台半ば以上の上値の重さが生じており、同レベルではポジション解消売りが散見されているだけに、同レベルからの売りを勧める。下値は堅調ではあるが、現状では1.59前後の売り意欲が増しているため、1.58台半ば割れからの買いを摸索することが賢明であろう。
ドル円は104円前後の上値の重さがあるが、103円割れではポジション解消買いの動きがあり、同レベルでの買いと103円台後半からのショートを勧める。
いずれにしても、方向感に欠ける相場展開であり、当面は株式市場及び原油市場の動向を探りながらの始動が中心となるが、要人発言も含めて多岐に渡る材料に翻弄されないためにも常に少なめのポジションで臨むことが必要であろう。
 
▼邦銀勢によれば、輸出企業の売り姿勢は昨日と変わらず、103円台半ばから104円まで断続的な売りが散見されている。一方、輸入企業は102円台半ばに焦点を絞り始めているが、量的には少なく、基本的には模様眺めの域を脱していない模様である。
▼海外勢によれば、ユーロドルの上昇期待を踏まえて、昨日は1.6000前後からのショートに関心を示していたが、逆に1.59割れが生じたことで、現状では1.59台半ば前後の売りと1.58台半ば割れからの買いに照準を合わしている模様である。
▼クロス円はドル円103円割れでは底堅さがあるが、総じて、こう着度を増しているため、レンジ幅を拡大して臨むしか良策はないが、ユーロドル1.600と豪ドル0.95には高値警戒感が生じているため、ショートが本線になるが、レンジ幅を拡大して控え目なトレードに徹することが賢明であろう。ユーロ円165円と豪ドル円98円台半ば以上の売りを勧めるが、豪ドル円100円を意識させる展開でもあり、控え目なショートで臨むことを勧める。
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●ストップロス・オーダー(市場状況)

通貨別

売り

買い

ドル円

102.30

104.30

ユーロ円

163.05

165.20

ユ−ロドル

1.5775

1.5970

豪ドル円

96.80

98.90

●私の現在のポジション

通貨別

ロング

ショート

Ave.

ドル円

−100,000

103.70

ユーロ円

 

ユ−ロドル

+100,000

 

1.5905

豪ドル円

 
★上記既存ポジション ストップロス設定レート

ドル円ショート    100,000   104.00買い

ユーロドルロング   100,000   1.5840売り        

●4月の収支(1〜24日)

通貨別

プラス

マイナス

前日比±

ドル円

+¥105,000

 

ユーロ円

+¥160,000

 

ユ−ロドル

+$2,000

 

豪ドル円

+¥80,000

 

+¥20,000

●前日の売買 東京市場(17:00まで)

豪ドル円売り  100,000  *98.20 New

●前日の売買&予定 海外市場

ドル円売り   100,000  *103.70 New

ドル円買い   100,000   102.60

ユ−ロ円売り  100,000   165.20

ユ−ロ円買い  100,000    163.70

ユ−ロドル売り 100,000   1.6020

ユーロドル買い 100,000   *1.5905 New

豪ドル円売り  100,000   98.90

豪ドル円買い  100,000  ☆98.00(*98.20カバー)

●本日の売買予定 東京市場

ドル円売り   100,000   103.85

ドル円買い   100,000   103.15

ユ−ロ円売り  100,000   164.70

ユ−ロ円買い  100,000    163.30

ユ−ロドル売り 100,000   1.5910

ユーロドル買い 100,000    1.5825

豪ドル円売り  100,000   98.50

豪ドル円買い  100,000   97.20

**********************

表示:(☆=プラス ★=マイナス *=新規New S/L=ストップロス)

★本レポートでは煩雑を避けるため、個別にストップロスを表示していません。新規ポジションには50ポイント前後のストップロス(S/L適用』を配慮して臨むことをお奨め致します。


為替モーニング 東京市場 2008年4月23日

通貨別

予想レンジ

ドル円

102.50〜103.50 

ユーロ円

163.80〜165.00

ユ−ロドル

1.5930〜1.6030

豪ドル円

97.00〜98.40

ユーロドルが早くも1.600を達成したが、大きな反落もみせずに高値圏で推移している。原油価格の最高値が更新途中であり、ユーロドルの堅調さにも通じている相場展開である。以前はユーロドル高と原油価格の連動性が問われていたが、現状では米ドル安と原油価格の相関性が強まっている事がドル軟調の大きな要因となっている。サブプライム問題以降では特にドル安が牽引役となり、ドル離れに付随して、ヘッジ目的の原油先物買いが急増しているため、ドル安と原油価格高騰の悪循環に陥っているのが現況である。信用収縮不安が払拭できない限りはドル安と原油高の相関図を一掃する難しさに直面しており、是正するには米経済の早期回復に尽きるが、目先はドル安が米経済の牽引役の大きな条件の一つなだけに、米国としても現状を放置する以外には良策が見出せないのが本音かもしれない。矢継ぎ早に報じられた救済策には即効性はなく、米経済自体がジレンマにあるように、世界経済を揺るがす状況を見せている。悲観論が先行する相場展開なだけに、より難易度が増している相場展開が見込まれる。当面はポジションの縮小とメリハリのあるポジションニングが求められるだけに、少なめのトレードに徹することが第一条件であり、レバレッジの活用方法にも充分に配慮して臨むことを勧める。
一方、市場はユーロドルの1.600の達成感が生じているため、ドルが加速的に売られる状況ではないが、当面は119ドル台に達した原油価格の動向が鍵を握っており、1バレル130ドル説は現実的であるが、非現実的な150ドル、そして、200ドル説まで浮上している事態は異常としか言わざるを得ないだろうが、それだけ原油価格の動向に敏感な市場であることを心して臨むことが必要である。
現に原油価格主導の相場展開になると、株式主導の相場よりは単純明快な市場になると錯覚するが、現実には金利から経済指標まで入り乱れた相場展開に面しており、今まで以上に外部要因によるリスキーな展開が待ち受けていると解釈すべきであろう。
補足的ではあるが、米エネルギー省が原油価格動向を懸念しており、OPEC(石油輸出機構)に対して、十分な市場供給を要求しているが、OPEC側として石油不足を完全否定している。米ドルの弱さを棚に上げて、本末転倒の様相を見せているのが現状であり、残念ながら、原油価格の騰勢が続くのも必然的なのであろう。
本日の相場は様子見色の濃い展開であり、ドル円は103円台半ばの売りと102円台半ばの買いで様子見を勧めるが、ユーロドルは1.6000台からの上昇は限定的と判断し、同レベルからの売りを勧めると共に、1.59台半ば割れからの買いを摸索することを勧める。
▼邦銀勢によれば、輸出企業の姿勢は103円台半ばで待機中であり、103円台半ば以上の売りで様子見を継続している。一方、輸入企業は102円台前半からの買い姿勢ガ散見されるが、双方とも昨日と同様に上記レベルで模様眺めに傾倒している。
▼海外勢によれば、ユーロドル1.6000ではショートポジションに移行しており、清算目的の売買が散見されているように調整色が強い相場展開と化している。依然として、原油価格の下支えがある限りは、ユーロドルロング志向は健在であり、1.59台半ばからの買い意欲は衰えておらず、下値の堅調さが窺われる。
▼クロス円はユーロドルの動向を探る段階であり、1.6000の達成感と共に売り意欲が増してはいる。高値警戒感が生じているため、昨日と同様にユーロ円165円前後ではポジション調整売りが散見されており、上値の重い展開が予想される。買いを自重し、ユーロ円165円前後と豪ドル円98円前後の売りを摸索することを勧める。
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●ストップロス・オーダー(市場状況)

通貨別

売り

買い

ドル円

102.10

104.10

ユーロ円

163.40

165.55

ユ−ロドル

1.5875

1.6070

豪ドル円

96.50

98.60

●私の現在のポジション

通貨別

ロング

ショート

Ave.

ドル円

 

 

ユーロ円

 

ユ−ロドル

 

豪ドル円

 

 
★上記既存ポジション ストップロス設定レート

なし

●4月の収支(1〜23日)

通貨別

プラス

マイナス

前日比±

ドル円

+¥105,000

 

ユーロ円

+¥25,000

 

ユ−ロドル

+$2,000

 

+$400

豪ドル円

+¥195,000

 

+¥135,000

●前日の売買 東京市場(17:00まで)
ユ−ロ円買い  100,000  *163.50 New

ユーロドル買い 100,000  ☆1.5870(1.5930カバー)

●前日の売買&予定 海外市場

ドル円売り   100,000   103.75

ドル円買い   100,000   102.70

ユ−ロ円売り  100,000  ☆164.85(163.50カバー)

ユ−ロ円買い  100,000   163.60

ユ−ロドル売り 100,000  ★1.5995New(S/L1.6015買い設定実行済み)

ユーロドル買い 100,000   1.5865

豪ドル円売り  100,000   98.10

豪ドル円買い  100,000   96.70

●本日の売買&予定 東京市場(17:00まで)

ドル円売り   100,000   103.40

ドル円買い   100,000   102.70

ユ−ロ円売り  100,000   164.95

ユ−ロ円買い  100,000    163.70

ユ−ロドル売り 100,000   1.6000

ユーロドル買い 100,000    1.5930

豪ドル円売り  100,000   98.20

豪ドル円買い  100,000   96.80

**********************

表示:(☆=プラス ★=マイナス *=新規New S/L=ストップロス)

★本レポートでは煩雑を避けるため、個別にストップロスを表示していません。新規ポジションには50ポイント前後のストップロス(S/L適用』を配慮して臨むことをお奨め致します。


為替モーニング 東京市場 2008年4月22日

通貨別

予想レンジ

ドル円

102.70〜103.70 

ユーロ円

163.50〜164.80

ユ−ロドル

1.5850〜1.5970

豪ドル円

96.70〜98.00

昨日発表されたバンカメの決算発表が想定外の悪化を受けて、即座に格付け会社は格下げを実施しており、ドルは軟調に推移している。反面、NY株式市場は限定的な下げに留まっているように、米大手金融機関の不安材料の出尽くし感と共に悲壮感を和らげており、切迫した状況を一時的に回避している状況である。未だに不透明な米経済ではあるが、昨日クロズナーFRB理事が述べているように、リスク拡大阻止には市場の透明性の改善が急がれており、米当局が一連の米金融機関の大幅な損失額の計上を促していることで、市場ではあく抜け感と共に期待感が先行したドル買い局面も散見されている。
一方、ユーロ圏ではトリシェECB中銀総裁を筆頭にして、パパデモスECB副総裁、ノワイエ仏中銀総裁、そしてウェーバー独連銀総裁らが、軒並みインフレ抑制が最優先課題と述べており、ECBの利下げ余地は完全に消滅している状態である。しかしながら、金融不安が増幅する最中で、インフレ抑制目的の引き締め効果は疑問視されており、利上げには難色を示している現状である。それゆえにユーロ高によって、インフレ懸念を凌いでいた恰好であるが、異常とも思えるインフレが欧州経済を揺るがしており、原油価格が高騰している限りは、利上げによる抑制効果は無に等しいのが実状である。同時にユーロ圏諸国では1.600に迫るユーロ高が国際競争力を減少させる大きな要因として捉えているため、ユーロドルの重石になっているのが現状であろう。
昨日は英中銀が公的資金に匹敵する10兆円規模の支援策を打ち出し、一時はポンドの上昇に繋がったが、その後懐疑的な見方が広がり、ポンドは再び軟調地合となったが、このような救援策は米国側でも繰返しており、仮に、一時的な通貨高に繋がったとしても、賞味期限は極端に短いのが特徴である。今後もサブプライム問題に関する救援策が日米欧とも開示されるであろうが、一時的な効果として捉えるのが正解であろう。
相対的にはドル安、円安、そしてポンド安の状況を作りだしており、クロス円の下値は堅調と判断するが、ドル円は113円割れからは底堅い状況を見せているが、ドル買い材料が乏しいことから、下値は102円台半ば割れの状況をイメージして臨むことを勧める。売りは104円台には届かないと判断して、103円台後半に焦点を当てて臨むことを勧める。ユーロドルは1.59前後を挟んで試行錯誤の段階であるが、原油価格の動向を見ながら始動を勧めるが、1バレル120ドルを節目としたユーロドル売りに妙味があり、1.59台半ば以上の売りに限定して臨むことを勧める。
▼邦銀勢によれば、顧客動向を見ながらの始動であり、現段階では様子見に等しい状況である。輸出企業の売り姿勢は103円台半ば以上であり、一方、輸入企業は様子見を継続しており、自ら積極的なポジションを取れないのが現状である。102.50〜103.50のレンジ幅で様子見が続いている。
▼海外勢によれば、ポンドの弱さがユーロドルの後ろ盾にもなっており、下値は堅調であるが、一触即発のムードはあり、少な目からの始動を心掛けている。現状では1.58台半ば割れの買いと1.59台半ば以上の売りが散見されるが、積極姿勢は見せておらず、上記レベルからの様子見が続いている。
▼クロス円はドル円のレンジ幅102.50〜103.50円の中での攻防が予想されるが、ユーロドル1.5950と豪ドル0.9450の上値をイメージして臨むことを勧める。昨日と同様に、買いを自重して、ユーロ円165円前後と豪ドル円97円台後半の売りで待機することを勧める。
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●ストップロス・オーダー(市場状況)

通貨別

売り

買い

ドル円

102.05

104.10

ユーロ円

163.05

165.20

ユ−ロドル

1.5785

1.5985

豪ドル円

96.10

98.25

●私の現在のポジション 

通貨別

ロング

ショート

Ave.

ドル円

 

 

ユーロ円

 

ユ−ロドル

−100,000

1.5930

豪ドル円

 

★上記既存ポジション ストップロス設定レート

ユーロドルショート  100,000  1.5960買い 

●前日ポジション ストップロス実行レート

ユ−ロドル売り  100,000 ★1.5925買い(1.5870売りカバー)

●4月の収支(1〜22日)

通貨別

プラス

マイナス

前日比±

ドル円

+¥105,000

 

ユーロ円

+¥25,000

 

ユ−ロドル

+$1,600

 

−$450

豪ドル円

+¥60,000

+¥70,000

●前日の売買 東京市場

ユ−ロドル売り 100,000  *1.5870 New

豪ドル円売り  100,000  *97.75 New

●前日の売買&予定 海外市場

ドル円売り   100,000   104.10

ドル円買い   100,000   102.85

ユ−ロ円売り  100,000   165.10

ユ−ロ円買い  100,000   163.50

ユ−ロドル売り 100,000  *1.5930 New

ユーロドル買い 100,000   1.5820

豪ドル円売り  100,000   98.30

豪ドル円買い  100,000  ☆97.05(97.75カバー)

●本日の売買予定 東京市場

ドル円売り   100,000   103.60

ドル円買い   100,000   102.70

ユ−ロ円売り  100,000   164.75

ユ−ロ円買い  100,000   163.50

ユ−ロドル売り 100,000   1.5970

ユーロドル買い 100,000   1.5870

豪ドル円売り  100,000   97.85

豪ドル円買い  100,000   96.70

**********************

表示:(☆=プラス ★=マイナス *=新規New S/L=ストップロス)

★本レポートでは煩雑を避けるため、個別にストップロスを表示していません。新規ポジションには50ポイント前後のストップロス(S/L適用』を配慮して臨むことをお奨め致します。

 

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